04963-171128 物書堂「模範六法」アプリで2018年版が限定特価

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アプリ自体は無料。日本国憲法、民法、刑法、会社法、民事訴訟法、刑事訴訟法およびこれらの第1条の判例要旨と参照条文は無料で使えます。

そして他の法令を含めたフルサイズのコンテンツは、App内課金で購入する方式。それが12月18日まで限定特価です。

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shioはもちろん即購入。

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「民法」として「（未施行の）改正後の民法（以下、「改正法」という）」が掲載されており、民法の「現行法」は「民法編」の中に掲載されている点、注意が必要です。

「民法の一部を改正する法律（平成29年法44）」の附則第1条に、

（施行期日）

第一条 この法律は、公布の日から起算して三年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。

とあり、公布日は平成29年（2017年）6月2日でした。この記事を書いている2017年11月28日現在、未施行ですし、施行日も未定です。

shioが授業で「テキスト」として指定している信山社『法学六法（2018）』は、来年版（2018年版）でもちゃんと「現行法」を「民法」として掲載しており、そのあとに「〈民法（債権関係）改正法〉（未施行）「民法の一部を改正する法律より」」として未施行の「改正法」を掲載しています。これが法令集として本来のあり方です。

信山社以外、他社の法令集は、三省堂『模範六法』を含め、未施行の改正法を「民法」として掲載しています。それは現時点で「民法」ではありません。先走り過ぎです。2018年中に施行されることが確定しているならまだしも、施行日が未定であり、かつそれも2017年から3年以内という長い期間が予定されている以上、本来の「現行法」である「民法」を「民法」として掲載するのが、法令集としてのあるべき姿だと思います。また改正法の附則に明記されているとおり、改正法が施行されるまでの間になされた法律関係（契約など）については将来にわたって「現行法」が適用されますので、改正法が施行されて「改正法」が「現行法」になった後も長きにわたって「旧法（現在の現行法）」が必要になるのはいうまでもありません。

三省堂が編集した『模範六法』がそのような構成になっている一方、それをアプリ化した物書堂さんは、その辺の事情を技術でカバーしてくださっています。

「民法」に掲載されている（未施行の）「改正法」の中、改正された条文には「旧規定」というボタンがあり、「現行法」の条文を参照できます。shioは当初、設定で「条文原文のみを表示」をonにしていたので、そのボタンが表示されず、旧規定に飛べることに気づきませんでした。法令集は条文のみを前後の条文との流れの中で読みたいので、余計な情報が表示されない体裁が望ましいですが、今後は条文原文以外も表示することにいたします（願わくば、ボタンで画面遷移するのではなく、改正法の条文と同じ画面に現行法の条文が表示される仕様なら、両者を比較対照しながら読めて使いやすくなりますので、例えば「旧規定インライン表示」といった設定ができればベターです）。

目次の「民法編」の中に「民法（現行規定）」という項目があり、「現行法」を丸ごと表示できます。当初shioは、「付録」を探して「旧規定一覧」を見つけ、開いたところ改正された条文のみについて改正前の条文が掲載されていたため、「現行法の全文はないのだな」と思ってしまいましたが、「民法編」の中にありました。

ちゃんと「現行法」が掲載されていることがわかってうれしい。このアプリ、使います。

〈写真は、目白にて。中学3年間、東京YMCAのキャンプ「野尻学荘」でお世話になったお姉さまと（たぶん少なくとも）26年ぶりにお会いして食べたランチと甘味をiPhone 7 Plusで〉

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